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2008年10月

『島耕作と四人の女たち』が発売されました

 あの島耕作のノベライズ作品『島耕作と四人の女たち』が発売されました。

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(画像をクリックすると、Amazonへ飛びます)

 ご存知のとおり、原作の島耕作シリーズは、巨大な作品です。

 『課長 島耕作』として始まったものが、25年後の現在は『社長 島耕作』として連載中ですし、さらには、課長時代以前の『ヤング 島耕作』シリーズも同時並行で別の雑誌に連載されている。

 大河漫画といってもいいこの物語を、四人の女性キャラクターの視点から描いたものが、今回のノベライズです。あとがきにも書きましたが、この切り口は僕ではなく、ノベライズを企画された編集者さんのアイディアです。

 お話を聞いたとき、いい切り口だな、と感じました。これなら、大きな作品世界を、さほど無理することなく、そのエッセンスをそこなわずに一冊で切り取ることも可能なのではないか、と思ったのです。女性読者にも、より親しみを感じてもらえるかもしれないし。

 

 ノベライズでは「島耕作はなぜモテるのか?」を最大のテーマとして設定しました。島耕作を語るうえで欠かせないポイントでしょう。それだけに面白く、また難しくもありました。うまくいったかどうかは、読者の皆様のご判断にゆだねたいと思います。

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プレミアム?

 Amazonで自分の著作を見たら、品切れになっている作品に、マーケットプレイスでものすごい値段がついていてびっくりした、という話です。

 漫画『ドラゴン桜』のノベライズは、全五巻が講談社文庫から出ています。その四巻と五巻に当たる『小説ドラゴン桜 メンタル超革命篇』と『小説ドラゴン桜 魂のエンジン篇』が、現在、どうやら新品は品切れ状態らしく、中古商品を扱うマーケットプレイスにおいてのみ、入手できるという状況。

 定価はそれぞれ552円プラス税、であるにもかかわらず、後者は中古商品が1,340円から、前者は1,968円から並んでいます。版元でも完全に品切れ状態の後者については、最高値がなんと5,980円!

 はるか昔に絶版になった本ならともかく、去年出たばかりでまだ絶版にもなっていない文庫本につけられた値段だから驚きです。うーん、俺も、これだけプレミアムのつく作家になったか……っていう話ではまあ100パーセントなくて、たまたまイケイケのギャンブラーな出品者の方々が集まったというだけのことだと思うんですが(あ、僕は出品してません)。

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 写真は、本棚にあった、アルフレッド・ベスターの『コンピュータ・コネクション』。廃刊になってプレミアムがついたサンリオSF文庫の一冊です。その昔古本屋で買ったもので、定価460円に対し、奥付にエンピツ書きされた値段は1,500円。

 僕はマニアでもコレクターではないので、たんに読みたくて買ったのでした。それでも不思議なもので、持っているとちょっぴり誇らしいような気がしたりもして、写真を載せたくなっちゃったりもする。おお、これが、稀少という言葉の持つ魔力なのか。

 

 しかし、著者の立場としては、プレミアムがつくよりは重版がかかってくれるほうがうれしいなあ……。

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島耕作ノベライズ

 今年の春社長に就任し、その話題が全国紙でもニュースとして取り上げられた「日本一有名なサラリーマン」こと、島耕作。今年は、その原点である漫画『課長 島耕作』の連載開始から25年ということもあり、それを記念したさまざまなイベントが企画されています。じつは、その一つ、ノベライズを担当させていただいております。

 今週号の『モーニング』でも告知されていますが、タイトルは『小説 島耕作と四人の女たち』。発売は、『社長 島耕作』コミックス第一巻と同じく、10月23日です。只今、現在放映中のスペシャルドラマを横目に、再校ゲラの直しをしています。取り急ぎお知らせまで。

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